「はじめてのアメリカ法」(
)という本を読みました。アメリカ法については、ロースクール時代には私は受講しておらず、全く知識のない状態で読みましたが、大変興味深く読ませていただきました。
本書は、15講に分けて、アメリカ法に全く知識のない人でも理解できるように極めて判りやすく書かれています。日本とアメリカでは、そもそも契約に関する考え方が異なるというところからスタートして、契約法、不法行為法、裁判の仕組み等が記載されています。
また、アメリカの不法行為法で有名な判例として、マクドナルドのコーヒーが熱くて300万ドル(約3億円)の損害賠償を認める判決がありますが、これが、なぜこのように高額になったのかについても触れられています。
法学部の学生を対象にかかれたものだと思いますので、気軽に読むことが出来ます。
興味のある方は、是非読んでみてください。
弁護士冨田 雄一