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弁護士バッジ

6 月 25th, 2011

「弁護士バッジの色って,金と銀の2種類があるんですか?」と聞かれることがある。

 

実は,私も,司法修習生だった頃,修習先でお世話になっていた指導担当弁護士のバッジが銀色で,同じ事務所の新人弁護士のバッジが金色だったのを見て,指導担当弁護士に同じような質問をしたことがあった。

「弁護士バッジは銀製の地に金メッキをしとるだけやから,使ってるうちにメッキが剥げてくるんや。」と教えてもらい,なるほどと思ったことを覚えている。また,日本弁護士連合会に数万円を払えば,銀製のバッジに代えて,純金製のバッジを支給してもらえるらしい。

だから,「金と銀の2種類ある」というのは,ある意味正しいということになる。

 

純金のバッジをしていたり,紛失したために再支給してもらった場合という例外はあるものの,「銀のバッジをしていれば新人ではないという推定がはたらく」という人もいる。

常に背広につけていたとしても,積極的に擦ったりしなければそう簡単にメッキは剥げないのではないか?と思うのだが,確かに,ベテランの弁護士のバッジを見ると,銀色になっていることが多いのも事実だ。

そのため,弁護士の中には,金メッキが早く剥げるように,小銭入れの中に入れて持ち歩く人もいるという噂を聞いたことがあるが,私の周りに実践している人はいない。

 

弁護士の中には,バッジを裏返しにしてつけている人が実に多いが,私は,バッジを裏返しにしてつけていることもメッキが剥げる原因の一つになっているのではないかと思っている。裏返しにしているせいで,バッジが背広の布と擦れ,徐々にメッキが剥げているのではないだろうか。

私はといえば,法廷の中や警察署,拘置所以外では着用する必要もないので,普段は支給されたときについてきた小さな桐の箱の中に入れて持ち歩いている。おかげでバッジは金ピカのままだ。

 

裁判所の近くを歩く際には,弁護士とすれ違うことも多いので,すれ違う人のバッジをよく見てみるのも面白いかもしれません。

 

弁護士 横尾和也


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