弁護士法人SOLA 法律事務所。大阪弁護士会所属。

企業法務、顧問契約、知的財産権、債権回収、一般民事事件の法律相談。債務整理の無料相談、費用分割可能。

ブログ

ゴールドマン・サックス研究

11 月 29th, 2010

「ゴールドマン・サックス研究 世界経済崩壊の真相」(著者 神谷秀樹 文春新書)という本を読みました。

仕事の上では、アメリカの最大手投資銀行と全く関わりはないので、単純な興味から購入しました。

内容としては、ゴールドマン・サックスに9年間所属していた著者が、著者の在籍時と大きく変わってしまった古巣(のみならずウォール街の住人)に対する苦言を述べ、そこからリーマンショック後の世界経済の行方、日本経済の回復に向けた提言などのテーマに発展して意見を述べています。

タイトルこそ「ゴールドマンサックス研究」ですが、過去のゴールドマンと現在のゴールドマンの比較のみならず、金融市場や今後の世界経済の展望についても述べられており(むしろこちらが主眼であろう)、大変興味深い書籍でした。

個人的な意見として、「なんで、ゴールドマン・サックスやモルガンスタンレーの社員は数千万ドルの報酬を受け取れるのか?どういう仕事がそのような多額の報酬に相応しい仕事といえるのか?」など感じていたのですが、過去にゴールドマン・サックスに所属していた著者ですら、違和感を感じているのだなというのが分かりました。(ちなみにオバマ大統領の大統領としての年棒は40万ドルだそうです。)

かなりお勧めです。

弁護士 冨田 雄一

No Comments

少年院での証人尋問

11 月 23rd, 2010

先日,刑事事件の期日外証人尋問のため,少年院に行ってきました。

 

(私が弁護人を務める被告人の共犯者とされる)証人の少年が,被告人の言い分とあちこち違うことを捜査官に話し,その内容が調書に残されていたため,証人と被告人のどちらの話が正しいのか,証人に直接話しを聞くことになりました。

 

こういった場合,証人が成人であれば,裁判所の法廷で(テレビドラマ等でやっているような)証人尋問を行うのですが,証人が少年院に入所している少年の場合,少年院まで裁判官,検察官,弁護人その他関係者(速記官や書記官)が出向き,裁判期日外(非公開)で証人尋問を行うことになるようです。

 

少年院の外観は,刑務所のそれと違い,周りに塀がなく,よくある小学校,中学校の校舎みたいな感じです。中もまさに学校のようで,運動場や体育館のようなところ(私の記憶では視聴覚室と書いていたと思います)がありました。

 

証人尋問は,その「体育館のようなところ」に,長机,パイプ椅子や証言台等を持ち込み,即席の法廷を作って行われました。その場の雰囲気は模擬裁判のような感じでしたが,これも被告人の人生がかかっている刑事裁判の手続きですから,緊張感は裁判所の法廷と変わりません。

 

証人尋問が終わり,少年院の入り口まで来て解散となったのですが,裁判官は速記官や書記官(事務官もいたのでしょうか?)らと一緒に車で帰り,検察官(2名)は検察事務官と思しき人物の運転する車で帰り,そして私は1人残され,事務所に「直帰しますね」と連絡し,最寄の駅まで一人寂しく(タクシー代をケチるという訳ではなく,歩くとどれくらいかかるのかな~というノリで)徒歩で向かったのでした。

ちなみに徒歩で30分くらいかかりました。いい運動になりましたが,重い裁判記録を持ちながら歩くには遠すぎました・・・。

 

弁護士 横尾和也

No Comments