弁護士法人SOLA 法律事務所。大阪弁護士会所属。

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法教育出張授業

10 月 22nd, 2010

大阪弁護士会が今年度から取り組んでいる法教育事業の一環として,大阪府内の高校1年生のクラスで出張講義をしてきました。

 

今回のテーマは「刑事事件と裁判員裁判」。

「刑罰にはどんなものがあるのか」から始まり,「犯罪をし,逮捕されてしまった後はどうなるのか」や,今後傍聴する際の参考になるように,「刑事裁判はどのように進むのか」といった内容を伝えようと準備して行きましたが,50分の講義時間はあっという間に過ぎ,最後の方は少し端折り過ぎた感じになってしまいました。

 

学生にウケるかなと思い,裁判員裁判や刑務所での生活をテーマにした漫画や,弁護士が主人公の漫画を持っていっていたのですが,紹介する時間がほとんど取れなかったのが残念でした。

 

私の講義を聴いた学生が,「こんなことになるのなら犯罪なんか絶対しない」,「一度裁判を傍聴して見たい」,「弁護士になりたい」等,何か残る感想を得ていたら良いなと思います。

 

 

弁護士 横尾和也

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MOBIOでの講演

10 月 8th, 2010

昨日,MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)が運営しているMOBIO-Cafeで「弁護士による知的財産セミナー~営業秘密管理指針について」というイベントがあり,講師の一人として参加してきました。

 

MOBIOというのは,中小企業のためのものづくりに関する支援拠点として大阪府と関係機関が運営するもので,東大阪市荒本北にある「クリエイション・コア東大阪」という施設でビジネスマッチングに関する相談,技術・販路開拓のサポート,企業と大学の産学連携の橋渡し等を行っているとのことです。

 

セミナーでは,「営業秘密ってそもそも何?」という人にも分かるように,不正競争防止法の定義規定や,不正競争防止法の沿革についてもやや詳しく説明したところ,セミナー後の交流会で「法律の条文や沿革について説明するところが弁護士らしい視点だと思う」という感想が出たのが印象に残りました。

 

経済産業省の営業秘密管理指針も今年の4月に2度目の改訂となり,営業秘密は最近ホットな話題になりつつあるなと感じています。今回の改訂で秘密管理性の要件を満たしているかどうか確認できるチェックシートや契約書等の書式が参考資料として用意され,中小企業にも参照しやすいものとなっています。営業秘密管理指針は経済産業省のホームページ(http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/trade-secret.html#himitu)でも入手できますので,このブログを読んで興味を持たれた方は,一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

弁護士 横尾和也

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はじめてのアメリカ法

10 月 5th, 2010

 「はじめてのアメリカ法」()という本を読みました。

 アメリカ法については、ロースクール時代には私は受講しておらず、全く知識のない状態で読みましたが、大変興味深く読ませていただきました。

  本書は、15講に分けて、アメリカ法に全く知識のない人でも理解できるように極めて判りやすく書かれています。日本とアメリカでは、そもそも契約に関する考え方が異なるというところからスタートして、契約法、不法行為法、裁判の仕組み等が記載されています。

 また、アメリカの不法行為法で有名な判例として、マクドナルドのコーヒーが熱くて300万ドル(約3億円)の損害賠償を認める判決がありますが、これが、なぜこのように高額になったのかについても触れられています。

 法学部の学生を対象にかかれたものだと思いますので、気軽に読むことが出来ます。

 興味のある方は、是非読んでみてください。

 弁護士冨田 雄一

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